『K&F Concept』の可変式NDフィルター(ND2-ND400)のレビュー!
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*K&F Concept様から商品提供
可変式のNDフィルターってどうなんだろう。
以前から気になっていましたが、今回K&F Concept様からサンプル提供していただいたのでさっそくレビューしてみます!
K&F Conceptの可変式ND2-ND400について
商品情報
公式リンク:72mmフィルター 可変式ND2-ND400 +クリーニングクロス - K&F Concept
K&F CONCEPTについて
まず、K&F CONCEPTってなに??って人のために解説。K&F CONCEPTはフィルターやレンズアダプター、カメラバッグや三脚などカメラ関連の周辺機器を扱っているブランドです。最近各所で見る様になりましたね。
公式サイトを見てもらえば分かりますが、価格はリーズナブルながらもしっかりとした製品づくりで中々の評判です。マウントアダプターなんかは痒いところに手が届くかのごとく主要マウントは網羅されており、よく記事に取り上げられているのを見かけます。
可変NDについて
そして今回、このブランドが出している可変NDフィルターを手に入れました。僕のものはフィルター径72㎜タイプですが、各自レンズのフィルター径に合わせてお買い求めください。
この商品の特長はNDフィルターの濃度を任意に変えられる点です。
減光範囲は2〜400。つまり1枚でND2〜ND400のフィルターを持っていることになります。
開封
外箱。開けてみるとクリーニングクロスも入っていました。
フィルターはプラスチック製のケースに入っており、普段の持ち運びもこれなら余程の事が無い限り割れたりする心配はなさそうです。
外観
見た目は普通のフィルターのように見えます。
しかし、可変NDフィルターの構造上2枚のフィルターが合わさっているのでなかなかの厚みがあります。
これにPLフィルターなど重ね付けすると広角レンズではケラれてしまう恐れがありますので注意。
ケンコーのNDフィルターと比較。厚みの差がわかりますね。
僕が持っているケンコーのND16と比較。
どちらもND16相当の濃度。室内電球の影響で実際の色とちょっと違いますが、フィルターの色味が違うのがわかります。これが写りにどう影響するか気になりますね。
NDの数値を変えてみる
クルっと回転枠を回すと面白いように濃度が変わっていくのがわかります。初めてやってみた時は感動しました笑
回転枠にはローレット加工(ギザギザ)がされていて、回転もスムーズで滑らか。
ただ、回転枠にND8やND400といった濃度の目印になるものが無いのであくまで目視による確認しかできません。個人的にはあって欲しかった。
作例
ここでいくつか作例を紹介。せっかくNDフィルターをゲットしたので滝を撮ってみました。お昼近かったので太陽光が強く、撮影環境的には厳しい状態でしたので後日、別な作例も載せる予定です。
並べてみると。
若干解像感が落ちてるかな?とも思いますが等倍で見ないと分からない話です。ただ、撮影状況も全く同じというわけでもないので一概には言えません。検証の必要がありますね。
続いて一気に濃くしてみました。
強烈なムラが発生。滝部分も色被りっぽい感じになっていて実用的ではない結果に。
使用環境に起因するものかもしれないのでこちらも更なる検証が必要です。
ただ、ムラが発生していない部分に関しては、思ったよりも画質は良好なのでうまく撮影してやればかなりいい感じになるのではないかと思います。
気になる点
今回実際に使ってみて気になった点をいくつか。
- フィルター濃度の目印があればよかった
- ムラが発生するので高濃度域は使いづらい
- 若干のコントラストの低下がみられる
まとめ|低濃度域なら可変式NDはかなり便利で実用的
僕なりの結論としては、ND2~ND64くらいまでは普通に使えるかなと。そのぐらいなら画質低下は感じられなかったのでいいと思います。
ただ、高濃度域は素直に違うものに付け替えた方がいいです。
導入する利点は、コレ一つでND2~ND64くらいまではちゃんと使え、ND8やND64などイチイチ付けかえる手間を考えるとあったら便利なところ。
今後は、これ1枚で臨機応変に対応できると思うのでフットワーク軽くなりそう。僕の場合、高濃度域はあまり使うことも無いし、使うにしても目的が明確なのでこれに関しては付け替え前提で持っていけばいいかなと感じます。
K&F Conceptの他のフィルター類も国内メーカー品と比べると格段に安価で手が出しやすいので初心者にはオススメ。
個人的には同社のCPLフィルターがコスパ良さそうで気になります。