【2017年】人気の樽前山を登山!初心者にもオススメの登りやすい山です
スポンサーリンク
樽前山の登山口である7合目ヒュッテ。
ここに至るまでの途中5合目にゲートがあり冬季間は封鎖されています。このゲートは苫小牧市の管理のもと開通日が決まり、今年は6月1日でした。
というわけで、樽前山に登ってきたので(行ったのは6月中旬です)今更ながら記事にしてみます。
いよいよ登山シーズンだと感じさせる樽前山登山
*上は昨年、樽前山に行った時の写真
僕は去年から山登りを始めましたが、樽前山には3回ほど登ったことがあります。それだけ魅力ある山。
登ったことが無いよという人のためにも順を追って紹介してみます。
樽前山アクセス方法と注意点
樽前山は支笏湖の南側、苫小牧市の北西に位置している三重式の珍しい活火山。札幌からでもそんなに遠くないですね。
僕が初めて樽前山を登った時は5合目ゲートが開通前で閉ざされていたので、ゲート手前の道路に車を置いて7合目(登山口)まで歩いていきました。
*グーグルマップより
上の写真ではゲートが開いていますが、時期によって閉鎖されているので注意。
この時は下調べ不足でゲートが閉じているということを知らず、それはそれは後悔しました。
何故かと言うと、この5合目ゲートから登山口がある7合目ヒュッテまで40分程なにもない砂利道を歩くだけだからです。
マジでこれは苦行。
しかしながら、その時期にやってくる周りの登山者は意にも介さない様子で7合目まで歩いていたことを鮮明に覚えています。
時間にして40分程歩くことになるのですが、これを回避するべく苫小牧観光情報サイトでいつ5合目ゲートが開通するか日々チェックしておりました。
今年はゲート開通日が6月1日に決定。
樽前山登山情報【市道樽前観光道路(5合目ゲート-7合目駐車場間)6月1日9:00開通】/苫小牧市観光情報
樽前山は登山デビューにもオススメの山です
樽前山は活火山ですが、今のところ穏やかな状態が続いています。きちんと活火山であることに留意して行動すれば初心者でも問題なく登れる山です。
初めて登るならとりあえず東山コース
そんな樽前山ですがいくつかコースがあり、初心者にオススメなのが東山コース、そしてもっとも一般的なコースです。
*クリックで拡大します。
山頂まではだいたい50分程、遅い人でも1時間30分程度みておけば十分に登頂可能かと思います。
この東山の標高は1,022m、周りに遮るものが無いのでこんだけ手軽なのに抜群に景色がいい。
樽前山から支笏湖方面を望む。
人気の山なので行くなら早朝がオススメ
この山、ほんとに人気で情報によると朝6時半の段階で7合目ヒュッテが満車になるんだとか。それなりに車は停めれるんですけどね(確か70~80台くらい)
僕らは久しぶりの登山ということもあってか準備に思いのほか時間がかかり、5合目ゲートに着いたのは7時半過ぎ。すでに20台ほど5合目ゲート前で駐車場が空くのを待っていました。
山奥なのに・・・笑
こんなの待ってられない!という人は、5合目ゲートから支笏湖方面へ抜ける141号沿いに車を停めるて歩いてヒュッテを目指すという手段も。混み合うと5合目ゲートから結構遠くなってしまいますが待つのが嫌だという人はこのやり方をオススメします。ただし、砂利道歩きを強いられますが・・・。
尚、僕らは当然車の中で待ちましたが、1時間10分くらいで通ることができました。
その間も次々と車は来ていたので、もしかしたらもっとかかるかもしれません。
砂利道林道歩きより片道の待ち時間はかかりますが、帰りに往復することを考えると初めての方は車で7合目ヒュッテまで行くことを強くオススメします。
さっそく登る
待っている間にお腹が空いてしまったので軽く行動食をつまみます笑。トイレを済ませいざ出発!
駐車場は満車。改めて人気度合が伺えます。
登山口~林道を抜けるまで
こちらが東山の登山口。ヒュッテからはお花畑コースの登山口もありますが、今回は割愛。
ここで登山届に記入しましょう。
最初はこのような林の中を歩きます。それでも10分ほど歩けば。
すぐに視界が開けます。
この日は飛行機雲がたくさん見られました。レンズは登山初参加のSEL1635Z。
支笏湖見晴台。ここにはベンチがいくつもあるので、休憩にピッタリ。家族連れには嬉しいですね。
エゾイソツツジ。今回はこれ1枚だけですが、樽前山はお花畑コースというのがあるくらい植物も豊富です。
先ほどの展望台を先に進むと、再び林に入りますがすぐに抜けます。すると一気に眺望が良くなるのでテンションも上がりますね。
森林限界~分岐まで
ここからは森林限界なので、雄大な景色が望めるように。
その代りに少し足元が不安定に。というのも火山砂礫の路面になるためです。滑ったりして危険なカ所には階段が設置されています。
先を目指す登山者たち。
穏やかな写真に見えると思いますが、森林限界を越えると隔てるものが無くなる為、ものすごい強風の中撮っています。慎重に進む。
黙々と歩き続け、やっと分岐に到着。
分岐~東山ピークまで
ここが一番賑わっていました。人が写り込みすぎる為、画像はトリミングしています。奥に見えるゴジラみたいなのが溶岩ドームです。
左奥に見えるのが西山。右が溶岩ドーム。
今回は行きませんでしたが、溶岩ドームは西山方向から見るのが迫力があっていいです。余裕があればそちらからも見てみることをオススメします。
この先が目指すべき東山のピーク。あともうひと踏ん張りだ。
その前に、分岐から手持ちパノラマ撮影。手持ちでカメラ持ってグル―っとしているやつがいたら僕です。
ココから先は強風過ぎて写真が撮れませんでした。
身体を煽られながらもなんとか撮った一枚。
あまりにも強風なので、僕以外に誰もいませんでした。
ところで樽前山の山頂は東山ではありません。というのも本来の山頂は溶岩ドームの頂上(1,041m)ですが、危険(というか行けない)ので東山ピークを頂上とすることが多いです。
さて、分岐まで下ります。
登山犬がいました。僕もいつかワンちゃんと登ってみたい。
分岐まで戻ってきた。ピークからは10分かかりません。
ここでお昼にするとします。本日のご飯はおにぎりと魚肉ソーセージ(写真はありません)
結構このへんで休憩している人が多かった。ここなら風もそこまで強くないです。
ぼけーっとしていたら遠くに雲海。まだ眼下に広がる雲海みたいな景色は見たことないので今年こそ拝みたいです。
ものすごい強風と対策
樽前山は周りに高い山が無い独立峰なのですが、地理的影響もあって結構風が吹くことが多いです。
この日はこれまで僕が登った中で一番風が強くて、止まっていると寒さを感じるほど。
なので、可能であれば登山用じゃなくてもいいので防風ウェアを持参することをオススメします。
もし余裕があるならウィンドストッパーという素材が使われた登山用ウェアが1枚あると北海道の山の場合オールラウンダーとして使えるのでオススメです。
ただし、お値段も張るのでお手持ちのウィンドブレーカーでも大丈夫ですよ。
これだけは揃えておきたい装備品
樽前山はお手軽登山を楽しめる山ですが、これはあった方がいいと思うものをピックアップしてみたので参考にどうぞ。
履きなれた靴や運動靴
基本的に、登山靴じゃなくても問題ありません。それより履きなれた靴であることが重要です。
火山砂礫帯では小石が靴の中に入ってしまうおそれがありますが、注意して歩けば大丈夫かと思います。
日除け帽子
森林限界を越えると日差しを遮るものが無いので、熱中症対策の意味でも必要。風が強いので首紐があると尚良し。
十分な水分
人によって必要量は異なるかと思いますが、東山コースなら1Lあると安心できそう。
重量物ですが、消費していけば軽くなるので積極的に水分補給しましょう。
ウィンドブレーカーのような風よけ出来る上着
使わないかもしれませんが、念のため持っておいた方がいいと思います。
樽前山登山の要点
初めての人に役立つかなという情報をまとめてみました。・駐車場有、ただし休日好天日は早朝で満車になる
・東山ピークまで1時間~1時間30分(子どもがいれば2時間ほど)
・5合目ゲート及び7合目ヒュッテに誘導員あり(苫小牧市職員など)
・駐車場にトイレあり(非水洗)
・携帯の電波は一部届かない(森林限界付近は届く)
・可能であれば晴れた日の午前中に登る(山の天気は午後から変わりやすいのと、涼しい時間帯に行動した方が楽な為)
・付近にコンビニなど無いので先に買い物は済ませておくこと
最後に
下山後。火山砂礫で登山靴が白くなりました。
山の魅力に触れられるので、これから登山をやってみたいなという人にはうってつけ。
今回紹介した東山コース以外にも、外輪山一周やお花畑コース、お隣の風不死岳縦走などなどあるので初心者以外にも楽しめる上、経験者と一緒に行っても楽しいオススメの山でした。