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【2017年5月】日本百名山の雌阿寒岳に登ってきた!初心者のステップアップにもオススメ!

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連休は道東へと行ってました。せっかく普段なかなかいけない道東へ足を伸ばすということで以前から登ってみたかった日本100名山である雌阿寒岳に登ってみました。

そこでは素敵な出会いがあり忘れられない思い出に。そして初心者にも登山の達成感と山のダイナミックさを味わえるとてもいい山でした。

雌阿寒岳について

まずは雌阿寒岳の簡単な概要から。

雌阿寒岳(めあかんだけ)は、北海道、阿寒の活火山で標高1,499m。古くはアイヌ語でマチネシリ。玄武岩からデイサイト(SiO2 50 - 70%)の成層火山群、1000 - 2500年前には、阿寒富士火山体が形成。日本百名山に選定されている。
雌阿寒岳 - Wikipedia

雌阿寒岳は現在も活動している活火山なので定期的に入山規制がされているようです。そのため道中各所に注意喚起の看板がありました。


アクセスと周辺情報


この辺の火山は雌阿寒岳の他にも阿寒富士、ちょっと離れて雄阿寒岳があります。いずれも登山可能。

また、北海道三大秘湖の一つであるオンネトー湖もすぐ近くにあるので、是非寄ってみたいところ。



雌阿寒岳を登山!

前日は野中温泉(雌阿寒温泉)近くの公共駐車場で車中泊。僕たち以外にも4台くらいいました。この駐車場自体はそれなりにスペースがあり、他にも登山者用?の駐車スペースが登山口近くにあるので車の置場に困ることはなさそうです。


今回選んだコースは野中温泉コース(雌阿寒温泉コース)。*クリックで拡大
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この赤のコースを往復しました。僕たちは写真を撮りながらかなりスローペースで登ったので登り3時間、下り2時間でした。

このコースはもっとも一般的で初心者にもオススメのコースです。コースタイムは2時間~3時間程度(登山口から山頂まで)。標高差は約800mなのでそれなりに体力を使いますが、アップダウンが無くてほとんど登りのため山頂までの目安が立てやすく適度に休憩をとれば十分に登頂可能。小学生のお子さんを連れて登っている方も居ましたよ。


名簿に記帳していざ出発!

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今回一緒に登山してくれるというワンちゃんのモコちゃん。この子は野中温泉のワンちゃんで、前日車中泊場所でご飯を食べていたらトコトコどこからともなくやってきてご飯をおねだりしていました。最初誰かが捨てたのか!?と思いましたがきちんと首輪もついていて一安心。
調べてみると登山もするそう。朝、準備をしているとまたやってきたので朝ごはんをねだりにきたかと思ったら登山服姿の僕らを見てついてくる。一緒に行くかい?と言うと目が輝いて可愛かったですwというわけで今回のガイドさんはモコ先輩。

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樹林帯はこれまで登った山とは趣が違います。針葉樹林が多いからでしょう。道路を走っていても木の密集具合に驚きました。


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そこそこペースが早いモコちゃん。遅れているときちんと待ってくれてとても賢いです。


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いつの間にか2合目。このあたりは木陰が多いので登山道が凍っていたりと危ない。


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まだまだゴールまでは遠い。このあたりでモコちゃんはあまりにも遅いペースの僕達を置いて別の登山者についていっちゃった。山頂で会おう。


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3合目。このあたりからハイマツが多くなってきます。


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たぶんフップシ岳。支笏湖にも風不死岳(ふっぷしだけ)がありますが、こんな名前の山ほかにもあったなんて。


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4合目。太陽が眩しい。晴れてよかったー。


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このあたりは登りやすかったですがこの先からハイマツが厄介でした。


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モアイ像に見える。


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オンネトー湖も、エメラルドグリーンに見えますね。

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いい景色。


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5合目から6合目まではハイマツがかなり邪魔くさい位置にあって大変でした。写真も撮る気にならず、松脂が心配。個人的に今回の山行はここが一番大変でした。


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遠くに斜里岳も見えてます。あそこもいつか登らなければならない。


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ここからサクサク登れるので楽しい。あっという間に7合目。


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GPS測量機?一瞬スターウォーズのR2-D2に見えた。


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もうちょっとかなー。



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8合目。日差しが強くて汗が出ます。


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振り返って。結構登ってきましたね。


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残雪!ある程度踏み固められているのでスパイクやアイゼンは不要。むしろゲイターがあると安心です。


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ひつじ雲と岩。やはり日が出てくると雲も出てきます。



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9合目。あと一踏ん張り!


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すでに大きい火口が見える。あの水は雪解け水?



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程なくして到着!3時間かかりました。これはかなり遅いペースなのでご安心を。少し風が強いので体が冷えないようにウェアを羽織る。


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先に到着していたモコちゃん!やるねえ。ベテランの雰囲気を醸し出してます。

お昼を食べたら撮影タイム。


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この崩れそうな岩、何年も前からあるみたいです。


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うーんいい景色。この光景は火山ならではですね。


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阿寒富士。ここから縦走路もありますが、今回は行きませんでした。


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青沼。ここって凍るんですね!


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ポーズを撮ってくれるなんて分かってるーw似合ってますモコ先輩。




ぼちぼち下山開始します。

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水は1.5L持ってきたけど1Lも消費しませんでした。

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今度はストームトルーパーに見える。



下山

6時間ほどの行程。無事終えることができてよかった。


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下りは2時間かかりませんでした。あんまり写真も撮ってないしね。雌阿寒岳は札幌からでも前日泊日帰りでなんなく登れる山です。活火山なので普段登る山と一味違ってとても楽しかった。

ありがとう雌阿寒岳!また登りたいと思います。


まとめ

それにしても写真がかなり多い記事になってしまった。今回の写真はすべてα7ⅡとSEL55F18Zのレンズで撮っています。またJPEG撮って出しです。

記事中に出てきた登山するワンちゃんのモコちゃんですが、なんと冬山も登るそうです。とってもパワフルでみんなのアイドル?なんだとか。僕も今回少しだけ一緒に登りすっかりモコちゃんのファンですwそんなモコちゃんですが朝7時半ごろにやってきたのでそのくらいの時間であればもしかしたら会えるかもしれません。一緒に登山したい方は是非誘ってみては?

活火山なので不測の事態は起こりえますが、登山道もわかりやすく、迷わないための目印ピンクテープも数多くあるので初心者にもオススメな山です。山頂からの景色は眺望もよく登山の楽しさを満喫できる素敵な山なので個人的には初心者のステップアップにいい山だと感じました。


最後に、あったらいいなと思うアイテムをご紹介。


日焼け止め。ハイマツ帯を超えると日差しを遮るものがないので気になる方は必需品。


ゲイター。これからの季節はいらなくなりますが、一応合った方が何かと使えるので今では必需品です。



トレッキングポール。僕は今年になって使い始めましたがかなり重宝しています。安物で全然問題ないのでまずはこれで試してみるのもアリかと思います。

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