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Sorel(ソレル)の冬用メンズブーツを比較!どれが自分にとってベストバイなのか検討してみた

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ソレル 公式サイト - Sorel

先日ダウンジャケットを買うために行ったアウトドア用品店で、前々から気になっていたソレルのスノーブーツを見かけたので履いてみました。

想像以上に良かったので買ってみようかなと調べてみると、ソレルのメンズスノーブーツにも種類がいくつかあったので自分の使用環境を踏まえ、比較検討しベストバイを探っていこうと思います。

関連! 北海道冬期撮影用のオススメダウンジャケットを考える。アウトドアブランドでどんなものがあるか比較・検討してみた! - 4次元フォト

追記:買いました!
関連! ウィンターブーツのロングセラー品!ソレルの「カリブー(Caribou)」をレビューしてみた - 4次元フォト

Sorelについて

ソレルといえば、白クマのロゴでお馴染み。寒冷地において絶対的信頼を得ているカナダの靴製造会社です(日本ではコロンビアスポーツウェアが販売)

レザーアッパーとボトムラバーを世界に先駆けて採用し、今でも変わらずそのスタイルが守られています。

定番の「カリブー」で使用限界温度-40度というタフ仕様もさることながら防水性も非常に高いので雪国ではかなり重宝されているスノーブーツ。


今もなお進化を続ける同社は、「アウトドアブーツの中で最もラグジュアリーなブランド(LUX OUTDOOR)というコンセプトのもと、雨や雪、寒さから足元を守る機能性と街中でも映えるファッション性を兼ね備えたプロダクトを提案」しているそうです。

確かにファッション性がいいブーツもたくさんあり、女性ものの種類が豊富な印象を受けました。というか女性がメインターゲットかもしれません。


主に3種類に組み分けできる

ソレルのサイトでメンズのスノーブーツを調べてみると現在扱われているものは、全部で13種類あることが分かります(日本国内において)

スノーブーツ|ソレル 公式サイト - Sorel

新旧の違いのほかには、

ソレルの基本スペックを持ちながらファッション性と使いやすさを求めたカジュアルモデル
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カリブーに代表される昔ながらの定番モデル
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日本では一部の地域以外ではオーバースペックなエクストリームモデル
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*写真はイメージです。

この3種類に分けることが可能。ちなみに、モデル名は私が勝手に命名、組み分けも独断と偏見です


以下に簡単ザックリとまとめました。

カジュアルモデルについて

まずはスペック一覧

製品名 パックナイロン パックT プレミアムT
サイズ 25~29 25~29 25~29
カラーバリエーション 5色 2色 2色
重量/片足 680g 850g 822g
アッパー素材 PUコーティングナイロン 防水フルグレインレザー 防水フルグレインレザー
インナー 9mm厚リサイクルフェルト 9mm厚リサイクルフェルト 9mm厚
ウール入りサーモプラスフェルト
ソール バルカナイズドラバーシェル バルカナイズドラバーシェル バルカナイズドラバーシェル
使用限界温度 -40℃ -40℃ -40℃
防水機能 WEATHER PROOF WEATHER PROOF WEATHER PROOF
価格 14,040円 19,440円 19,440円

・1964 パックナイロン
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新作。最大の特徴はアッパーが防水ナイロンであること。重量もこの中では最軽量なので気軽に使えるところもいいです。それでいて寒さに強い。価格も安めです。


・1964 パックT
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アッパーに光沢のある防水天然皮革を使用。ナイロンよりもアウトドアテイストが出ていますね。インナーフェルトはボア付。


・1964 プレミアムT
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こちらもアッパーに光沢のある天然皮革が使われています。インナーにボアは付いていませんが、ウール入りのフェルトなので暖かさは十分でしょう。シューレース(靴ひも)を通す部分がハトメの8ホールなのでデザイン性もいいです。

画像引用元:http://www.sorel.jp/category/mens/1/

このモデルのまとめ
タウンユースを考慮しつつ、ソレルの必要スペックを抑えた仕様だなーと思いました。いずれも防水なので豪雪地よりは暖かい地方向きでしょうか。
ソールの減りを考えなければ、雨の日の街使いにも。


定番モデルについて

製品名 カリブー カリブーXT カリブーウール
サイズ 25~30 25~29 25~29
カラーバリエーション 4色 1色 3色
重量/片足 964g 1077g 1106g
アッパー素材 ヌバックレザー 撥水防風PUコーティングポリエステル 防水フルグレインレザー
インナー 9mm厚サーモプラスフェルト 9mm厚
オムニヒートリフレクティブライニング付
サーモプラスインナーブーツ
9mm厚
ウール入りサーモプラスフェルト
ソール バルカナイズドラバーシェル バルカナイズドラバーシェル バルカナイズドラバーシェル
使用限界温度 -40℃ -40℃ -40℃
防水機能 WEATHER PROOF SNOW PROOF WEATHER PROOF
価格 21,600円 18,360円 24,840円


・カリブー
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40年以上変わらないデザインでも風化せず、スノーブーツのスタンダードを作ったカリブー。街中を見渡せば高確率で見かける冬の定番と言えそうです。店舗で見る品数もカリブーシリーズがダントツで多かったです。

・カリブーXT
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これまで出てきたソレルのスノーブーツと比べるとシロクママークが強調されています。このモデルは防水性こそ落ちるものの、防雪性能を向上させた雪国向けと言えそう。それでも生活防水程度はあるので安心して使うことができます。


・カリブーウール
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カリブーのプレミアムバージョンと銘打たれたこちら。アッパーが防水天然皮革で使えば使うほどに味が出る、自分にとってまさにプレミアムなブーツになりそうです。

画像引用元:http://www.sorel.jp/category/mens/1/

このモデルのまとめ
ソレルを知ったきっかけがこのカリブーだったので、デザインやタフさにはとても魅力を感じます。

ソレルメンズブーツの中でも一番種類が多いので選択肢も多いです。アウトドアはもちろん、街でも映えます。革を長い時間かけて育てていくという所も、モノを大事にする観点から惹かれるポイントです。


エクストリームモデルについて

続いてエクストリームモデルですが、最初に3種類まとめたあと、残り2種類を紹介します。

製品名 ブリザードXT ベアーXT アルファパックXT
サイズ 25~29 25~29 25~29
カラーバリエーション 1色 1色 1色
重量/片足 840g 1118g 950g
アッパー素材 防水PU
コーティング
シンセティックアッパー
撥水及防風PU
コーティング
ポリエステル
防水PU
コーティング
ナイロン
(リフレクター付)
インナー 9mm厚
オムニヒート
リフレクティブライニング付
リサイクルフェルト
9mm厚
オムニヒート
リフレクティブライニング付
サーモプラスフェルト
9mm厚
オムニヒート
リフレクティブライニング付
リサイクルフェルト
ソール バルカナイズドラバーシェル バルカナイズドラバーシェル ラバーシェル
使用限界温度 -40℃ -51.5℃ -51.5℃
防水機能 SNOW PROOF SNOW PROOF SNOW PROOF
価格 15,120円 17,280円 16,200円

・ブリザードXT
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ロング丈なので足回りを包み込み、ドローコード付なので雪の浸入もきっちり防ぐことが可能。シリーズ中最軽量です。


・ベアーXT
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こちらもロング丈でドローコード付。アウトソールは雪が詰まりづらい形状。ブリザードXTと比べ、フェルトインナーの性能が高いので耐寒温度も向上しています。


・アルファパックXT
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アッパー部分のナイロンにリフレクターを施した視認性に優れたブーツ。グローブを付けていても着脱が出来るように工夫されています。


製品名 イントレピッド
エクスプローラーXT
グレイシャーXT
サイズ 25~29 25~29
カラーバリエーション 1色 1色
重量/片足 1220g 1168g
アッパー素材 PUコーティング
ポリエステル
撥水及防風PU
コーティング
ポリエステル
インナー 13mm厚
オムニヒート
リフレクティブライニング付
サーモプラスフェルト、
EVAフットベッド
13mm厚
オムニヒート
リフレクティブライニング付
サーモプラスフェルト
ソール 合成ゴム バルカナイズドラバーシェル
使用限界温度 -73.3℃ -73.3℃
防水機能 WEATHER PROOF SNOW PROOF
価格 24,840円 19,440円

・イントレピッドエクスプローラーXT
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使用限界温度-73.3°Cというビックリなスペック。防水性も抜群で、アウトソールには合成ゴムが使われているのですべりに対しても強いです。中敷きもついてるので履き心地もそこまで悪くないですね。


・グレイシャーXT
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こちらも使用限界温度-73.3°Cの極寒仕様。ソール形状が、雪が詰まりにくいようになっています。

画像引用元:http://www.sorel.jp/category/mens/1/



もうお分かりでしょうが最後の2種類はソレルスノーブーツの中でも極寒地仕様なので別に分けました。

このモデルのまとめ
このクラスになると、ソールの先端。ちょうどつま先部分が分厚く硬いので幾分か歩行性は悪くなります。それでも雪道の踏破性は抜群で、防寒性も安心できるスノーブーツと言えます。デザインが一色しかないのが個人的には残念なところ。


重要視するポイントから選定する

分類してみると違いが分かりやすくなりました。

あとは使用環境と用途から自分に合ったものを選ぶだけです。

私の場合以下の3点

・使用場所が北海道なのでそれなりにタフ性能と耐寒性能が必要

⇒どのモデルでもおそらく大丈夫



・早朝や深夜の厳冬期カメラ撮影にも耐えうるもの

⇒使用限界温度のマイナス値が高い方が好ましい



・街中用は別のスノーブーツがあるので、タウンユースは重視しない

⇒とは言っても雪まつりなど街中でも外を歩くときは使えると嬉しい


ベストバイは?

深夜や早朝の北海道は場所によって−20℃くらいになる所もあります。しかし、どのモデルも−40℃以上のスペックです。そうなるとどれでも大丈夫そうですが、限界温度が低いほうが安心できますね。懸念事項として、エクストリームモデルではオーバースペック過ぎてちょっと動くと暑くなりすぎる可能性がある事。

雪深い場所をラッセルすることを考えると、エクストリームモデルのように丈がロングだとスパッツなど要らないのでいいと思います。しかし、私の場合そこまでするかな?というのもあるのでこのモデルは除外。

定番モデルとカジュアルモデルを比べると、デザイン以外に大きな違いと感じるのが重量です。両足で水の入った500mlペットボトル1本分以上の差があります。タウンユースがメインであればその点で絶対パックナイロンなのですが、今回は気にしません。

あとはデザインと他の拘りで決めることになりますが、デザイン性でみるとカリブーウールがとてもいいです。また、レザーを育てるというのもやってみたいこと。

結論付けると、カリブーシリーズ、特にカリブーウールが欲しいです。

まとめ

ソレルのブーツは調べてみて分かりましたが、性能に対してコスパがかなりいいことに気づきました。
外側がダメにならなければ、インナーは別売りで買えるので長く使えそうです。

実際に使っている方の保管方法などを見てみると、革の場合、シーズン終わりにはクリームを塗って収納する事。
アッパーがへたるのを防止するため、新聞紙や100円ショップの型崩れ防止グッズを使用することで長く使えるそうです。
長い時間履いた後は、インナーを取外し、しっかり乾燥させることも忘れないように。
頻度にもよるでしょうが、これで10年くらい使っている人も多い印象。きちんと手入れをしておけば、レザーにも経年により味が出てくるので思い入れもひとしおです。


自分の場合、低山の冬山登山やお手軽な雪山トレッキングもしてみたいのでそういった使い方にも流用できますね。
冬のセールの時にでも、購入してみようかと思います。

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