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カメラ初心者の私が初めて買った三脚と選んだポイント

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先日ついに欲しかった三脚を買いました。

マンフロットのbefreeです。

購入するにあたって初心者なりに考えたこと

私のようにカメラ初心者は三脚の良し悪しというものは分かりません。
そもそも私自身、三脚の必要性を今まで感じていませんでした。
ところが星空を撮りたいなーと思った時に必ず必要なものが三脚です。
今年は星空以外にもいろんな撮影に挑戦してみようと考えているので買ってみました。

私がどんな点に注意して三脚を決めたかまとめてみたので参考になればと思います。


そもそも三脚の必要性は?

一番は写真がブレないということ。
三脚を正しく使えばブレのない写真が撮れます。
望遠レンズであろうが、シャッタースピードが遅かろうが三脚を使えばブレません。

三脚を使えば長時間露光撮影も可能ということですね。
ブレない・ブレてはいけない写真を撮るときに必要です。


構図を固定できる

撮影するものにもよりますが三脚に固定しておけばシャッターチャンスが来るまで待つことも手持ちと比べたらそんなに大変ではないはず。
パノラマ撮影も出来ますね。
ドンと被写体に対して構えることが可能になります。


用途を考える

三脚にも軽量で持ち運びが楽なトラベル三脚や一般的なスタンダードタイプなど種類があります。

各社力を入れているジャンルはトラベル三脚のようです。
旅先での記念撮影や風景撮影などハードなロケーションでないのであれば、比較的安価なトラベル三脚が良さそうです。

あとは使用機材によって耐荷重を気にしないといけないので、その人ごとに必要になってくる三脚も変わってきます。
買う場合は今後の事も考えて検討した方がいいですね。

私はAPS-Cのデジタル一眼レフ機に標準レンズ~望遠レンズまでいけるという環境を考慮してみました。


気になる三脚の金額は?

値段は誰しも気になりますね。

数千円~十数万円のものまであります。

初心者だからと言って3000円くらいの安物に安易に手を出すと無駄なお金になりかねません。

私は三脚を見るために3回ほどいろんな店舗をめぐって実際に触ってみました。
やはり安物は脚部のパイプが細く、少し負荷を掛けるとすぐに剛性がない事が分かりました。
使用頻度が少ない場合は安物でも凌げるかもしれませんが、普段から使うものではダメですね。
なので私が実際にお店で試した商品を比べると最低でも1万円からの商品が安心できていいと思います。

実際に私は今回、選考基準として1万円~3万円までで探してみました。



私が注意した三脚選びのポイント

  • 耐荷重・・・少なくとも2kg以上のもの
  • 三脚の重量・・・持ち運びしやすい重さ
  • コンパクト・・・持ち運びしやすい大きさ
  • 高さ・・・最少・最大高さ
  • 素材・・・アルミとカーボンによる価格差

ここで私が購入したマンフロットの三脚の情報をザックリと表にしてみました。

項目 MKBFRA4-BH 備考
最低高さ 34cm  
最大高さ 144cm EVあり
耐荷重 4kg
重量(自重) 1.4kg
素材 アルミ
サイズ 中型
収納高 40cm
段数 4段
脚ロック方式 レバー式
雲台 自由雲台 付属

表をもとに使える三脚かどうかを調べてみる

上の表と私が意識したポイントを比べてみます。


耐荷重
4kg
クリアですね。
とりあえず4kgもあれば十分と思います。
私の使用環境ではボディがAPS-Cサイズ+手持ちの望遠レンズが200mm(合計1kgちょっと)
今後ボディが変わったり超望遠レンズを使用する可能性もありますが普段使いでは十分と言えると思います。
耐荷重は余裕を見ておくことに越したことはないです。

三脚の重量
1.4kg
持ち運びを考えたら1kg前後が理想ですが1.4kgでも大丈夫かなと思います。
実際に長時間持ち歩いたわけではないので今後不満が出てくるかもしれませんが。

コンパクト性
収納高40cm
もっと小さくなるものは他にもたくさんありますが、収納高と耐荷重など総合的に判断してこのバランスの良さが個人的に気に入ったところです。
なので収納高40cmはかなり優秀で使いやすいと思ってます。
機内に持込可能なサイズです。

高さ
34cm~144cm
最低高さはあまり気にしませんでした。これを使ってマクロ撮影したいわけでもないので。
ただ、雲台が自由雲台なので使い方次第ではそこそこ使えるかなとも思います。
全高は144cm。私の目線には届いていません。選考基準としてかなり悩みました。
高さをとるか、軽量コンパクトをとるか。
結果的に軽量コンパクトさをとりました。
目線で撮りたい!となったときは諦めます。
私の場合持ち運びが楽でバランスが良いものを一番の基準に考えていたので割り切りました。

素材
アルミ
アルミの方が重いです。カーボンは軽くて頑丈ですが、アルミと比べると高いです。
現に私が買った商品のカーボンバージョンは価格が13000円ほどアップしています。
重量は0.3kgほど軽くなっていますが。

登山などをする人でとにかく軽い方がいい!という人はカーボンの方がいいですね。

Manfrotto コンパクト三脚 Befree カーボンファイバー 4段 ボール雲台キット MKBFRC4-BH

Manfrotto コンパクト三脚 Befree カーボンファイバー 4段 ボール雲台キット MKBFRC4-BH

私の場合ですがこのような点に注意しました。
他にも段数や雲台の種類、脚のロック方式など見ていったらキリがありませんが人それぞれ拘るところが違うと思うので、やはり自分で実際に触ってみることが大事になると思います。

以下に比較検討した別の三脚を紹介しておきます。
自分に合った三脚を探すのは初心者ではなかなか大変だと思うので少しでも参考になれば嬉しいです。

最後まで悩んだ三脚たち

ベルボンのUT-53Qです。高さが最低35.3cm~最高156cmまで(EV有)。Be freeより10cmちょっと高いですね。
収納高が27.5cm!かなり小さくなります。
脚は6段なのでどこまで剛性があるかどうか。耐荷重も2.5kgとそこまで大きくありませんが、APS-Cに標準レンズなら問題なさそうです。
三脚の重量は1.4kgとBefreeと同じ。
こちらもコンパクトで良さそうですが、気になったのが脚のロック方式。
ウルトラロックというみたいで、先端を捻って固定したり解除したりするのですが、どうも好きになれませんでした。
慣れの問題でしょうが買う場合はお店で実際に試してからの方が良さそうです。

もう一つベルボンで良さそうなのが、UT-63Qです。

最低33.4cm~最高151cm
収納高が27.8cm。前のと違う所は耐荷重が3kgになったところ。
脚は同じ6段ですがパイプ径が3mm太くなったので剛性はこちらの方がありますね。
その分少し重くなり重量は1.59kg
あとは基本的にUT-53Qと同じですね。
個人的には耐荷重の事も考えてこちらの方がいいかなーと思っていましたが、Befreeと比べるやっぱり重量がネックでした。
コンパクトさでは勝っているんですけどね。
ちなみに、ベルボンの商品はどちらも雲台と脚部セットで2way水準器付です。水準器はBefreeにはついていないのでいいですね。

VANGUARD(バンガード)のVEO 265ABも気になりました。

最低18.5cm~最高150cm。最低高が今までのよりかなり低いので汎用性が高そうです。
収納高が39cm
耐荷重がなんと8kg!フルサイズでも使えるスペックなのでずっと使えそうですね。
脚は5段、アルミ素材で重量が1.68kg。ちょっと重いですかね。
雲台はアルカスイス互換。
センターポールが独自機構で他のメーカーの三脚とは違い、センターポール自体が反転する構造です。(他のは脚が反転するものが多いです)
結構いいなと思いましたがやはり少し重たいかなとも思ったのでやめました・・・。

スリックのこちらも悩ましい三脚でした。

SLIK 三脚 スプリント PRO II GM N 4段 旅行用三脚 106532

SLIK 三脚 スプリント PRO II GM N 4段 旅行用三脚 106532

最低17cm~最高161.5cm。これまで紹介した中で唯一アイポイントを確保しています。
収納高が47cm
ただ、こちらの三脚の惜しいところは、耐荷重が2kgだということ。
せめて2.5kgあればなーという感じですが、APS-C機に標準レンズくらいなら実用は問題ないでしょうか。
私の場合初めての三脚だったので、今後の事も考えて耐荷重4kgの余裕があるものにしました。
重さも0.94kgとかなり軽く、価格もリーズナブルなので望遠レンズ使わないよーと言う方にはかなり魅力的な三脚ではないでしょうか。

最後に

Manfrotto コンパクト三脚 Befree アルミ 4段 ボール雲台キット MKBFRA4-BH

Manfrotto コンパクト三脚 Befree アルミ 4段 ボール雲台キット MKBFRA4-BH

きちんと用途や利便性を考え、販売店に実物を見に行けるのであれば実際に見て、触ってをやれば後悔しない買い物ができると思います。

私も実際に色々試してみた結果デザイン良し、機能良し、利便性良しのBefreeを選びましたが、大満足です。
是非、素敵なパートナーになれる三脚を見つけられたらいいですね。

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