冬季限定!湖上の氷村「しかりべつ湖コタン」へ行ってきました!
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先週末、冬の道東へ車で初めて行ってきました。天気が良ければ一泊して撮影地めぐりでもしようかと思っていましたが、予報では終日曇り空or雪。曇り空での撮影は私の技術ではかなり難しいので泊まりは早々に諦めて日帰り観光に切替。今回は行きたかった、しかりべつ湖コタンと糠平湖にあるタウシュベツ橋梁へ行ってきました。
然別湖へのアクセス(車の場合)
免許を取ってから何年も経ちますが、未踏の道東へドライブ。道東はとにかく遠いイメージがありましたが、今回行った場所なら無理なく札幌から日帰りも可能でした。
場所はこちら。
今回は、行きも帰りも高速道路不使用。下道でのんびりドライブ。
去年の台風の影響で国道274号線日勝峠は通行止めです。代替道路として道東自動車道の(占冠~トマム~十勝清水)区間が無料となっているのでありがたく使わせていただきました。
参考までに私が実際に使ったルート。
札幌から国道274号線を占冠までひたすら走り(ここまで2時間半)、そこから占冠ICで高速道路に合流し十勝清水ICで降りると国道274号線に再度でます。そこからは274号線を道なりに走って行けば道道85号線に出るのでそのまま行くと目的地です。
これで札幌を出発して4時間ちょっとぐらい(途中休憩20~30分程度)。
十勝方面は路面がほとんど出ていたので非常に快適に運転できたのですが、周りの車のスピードにはちょっと驚きました。ここ一般道ですよね?直線道路ばかりなのでいつの間にか出ているんでしょうか。
然別湖に行くなら「扇ケ原展望台」は寄るべし
鹿追町方面から然別湖へ行く道道85号線の途中にトイレ完備(冬季は閉鎖)の開けた展望台があります。この日はあいにくの曇り空でしたが、それでも遠くの山々、雄大な十勝を眺望できました。
広い北海道。どうしても長時間の運転になりがちなのでここで一休み。然別湖まではもう少しです。
いつか登りたい。
しかりべつ湖コタンで撮影
展望台を過ぎると段々と道が狭くなり、木々や傾斜によって日陰になっている所は路面が圧雪になっています。路肩も弱く、大型バスなんて向こうから来たもんなら大変。最後にトンネルを越えるとようやく然別湖畔です。
すでに観光客で賑わっています。大型バスも停まっており、外国の言葉が聞こえてきました。日中だったせいか、日本人よりもアジア圏の観光客の方が多いかったですね。お昼前でしたが駐車場には難なく止めることができました。
この木々の向こうが凍結した湖、然別湖です。広角レンズを持っていないので画角が狭い。
「コタン」とはアイヌ語で「集落・部落」のことだそうです。
しかりべつ湖コタンの見取り図
引用元:http://www.nature-center.jp/kotan/accsess.html
今年もほぼ同じような配置でした。
会場内の様々な建物
いきなり雪で作られた建物に出迎えられます。こんな感じで圧雪ブロックを積み上げてできた建物がたくさん。
すぐの建物に入りました。
テーブルがいくつかとアイスグラスが置いてあり、ここでグラスを作る体験ができるようです。(1ドリンク付き1500円、アイスバーやカフェで使用)
次はアイスバーやアイスホールがある一番大きな建物に。外見より中は広く感じます。
各所にこのようなスペースが設けられ、おしりが冷たくならないようにクッションが置いてありました。
いったい何個のブロックを積み上げたら出来るのでしょうか。
然別湖から切り出したであろう氷。すごい透明度です。独自調査ではあるものの19.4mの透明度を記録したということで国内最高の透明度。
そのおかげもあるのか「ミヤベイワナ」という然別湖にだけ生息する固有種もいます(オショロコマの亜種)。
ここがアイスバー。昼だったのでバーではなくカフェとしてやっていました。アイスバーは20時から22時。
こんなテーブルもあります。湖畔のホテルに宿泊だったらここでお酒でも頂きたかったですね。
外に出た。右奥はスノーモービルエリア。
こどもが好きそうな迷路。
青くなっているところの境目が凍っている目安。51.5cm程度の厚みがあるってことですね。
ここはたぶん宿泊できるところ。寝るときはシュラフを借りることができるみたいです。
アイスチャペル。トマムには氷の教会なんてのがありましたね。
ホテルの方を振り返って。右側に氷上露天風呂があります。意外にも女性も入っててビックリです。
時間帯によって混浴なので注意。
このあと1時間ほどゆっくり見て回りました。
まとめ
お昼もいいですがここの醍醐味はやはり夜でしょう。来年は夜に訪れたいです。あとで知りましたが、然別湖から東へ1㎞程行ったところに「東雲湖」という北海道三大秘湖があるそうです。ここは運が良ければナキウサギが見られるという事なので行ってみたいですね。
こうやって実際に現地に行ってみたり調べたりすると、新たな発見により自分の中にある「地図」が充実して行きます。カメラやブログをやっていなかったら知らないままだったかもしれません。死ぬまでに納得のいく自分だけの地図が出来たらと密かに考えています。
このあとはタウシュベツ橋梁を目当てに糠平湖へと。どんどん雲が厚くなって天気が悪くなっていく・・・。