街に登山に仕事に、オンでもオフでも使える人気のバックパック、マムート"Rock Pro SE 28L"のレビュー!
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*ディズニーランドにて、シンデレラ城をバックに。
MacbookProを買ってから、外出先でもパソコンを使いたいなーと思うことが増えてきました。しかし、私が所有しているリュックやバックはノートPCを収納できるコンパートメントはついていません。なのでノートPCを収納できて、どうせならカメラや手荷物をポンと入れられるようなバックが欲しいなと思っていたところ良いモノを発見。
いろいろ調べた結果落ち着いたのがやっぱりアウトドアブランドのバックパックでした。2か月ほど使い、今では出掛ける度に大活躍してくれているこちら、マムートの"Rock Pro SE 28L"を紹介してみます。
- ビジネス利用も可能なリュックが人気?
- Rock Pro SE 28Lについて紹介
- タウンユースも考えられたつくり
- 日帰り登山にも使える収納力
- カメラバッグとしても利用する場合
- 難点は内部へのアクセスの悪さ
- もう少しコンパクトなのが良ければコレ!
- まとめ
ビジネス利用も可能なリュックが人気?
街中を見渡すと以前よりもリュックを背負っている人が多くなった印象を受けます。それもファッション性重視な感じというよりはビジネスシーンでも使えそうな落ち着いたデザイン。その要因として考えられるのは、ビジネスウェアがカジュアル化していることでしょうか。
ビジネスにおける装いはビシッとしていて余計なモノを省いているイメージで普段からスーツ等を使わない私からしたらちょっとお堅い感じです。しかし、私服勤務の会社も増えており、全体的に装いはカジュアル志向になりつつあるのかなと思います。結果的にビジネスバッグの立ち位置が従来の手提カバンからPC収納付のリュックにシフトしていったのでしょう。
自転車通勤のビジネスマンが増えているのも影響していそうです。
大抵の自転車通勤者が使っている自転車にはカゴがついていない、いわゆるロードバイクやクロスバイクです。そうなると必然的に背負い込むリュックとなるのでビジネスシーンでも利用できるリュックが人気になるのも納得ですね。
あくまで私の勝手な想像なので違うかもしれませんがそういった背景があるのかなーと。そしてこの流れに便乗?してデザインも気に入ったマムートの"Rock Pro SE"を買いました。
Rock Pro SE 28Lについて紹介
主張しすぎない見た目。底部から上部へ緩やかに広がりがある、V字型の特徴的なデザイン。スポーツクライミング用に作られているので作りは丈夫なバックパックです。
カラーバリエーションは2色。黒と白。いずれもジャパンオリジナル商品。
価格は税抜15,000円。
ロールトップ式で内部にアクセス可能、オレンジカラーがアクセントになっています。
収納は全部で4カ所。
雨蓋の内側と外側、フロント部分に縦型ジップ、そしてメイン室。
素材はターポリンを採用。撥水性は抜群です。
ヒップベルト付で着脱も可能。
邪魔なときは取っ払えばよりスマートになります。
タウンユースも考えられたつくり
背中側から順にインナーギヤ整理ループ、ラップトップPCコンパートメント、メモ帳やB5ノート収納スペース、ペン収納がついてます。
PCコンパートメント部分にはクッションもあるのでそのままノートPCを突っ込んでもOK。ただし、そこまで厚みはありません。
それを踏まえてタイベックのパソコンケースを購入し、それと一緒に使っています。
*タイベックを使ったフライバッグにパソコンを入れ収納した写真。
関連! 見た目はまるで紙袋?でも違う!タイベックを使用したFLY BAGを買ってみた - 4次元フォト
日帰り登山にも使える収納力
マムート的にはクライミング用ザックの位置づけですが、ウェストベルト付で28Lということなので日帰り登山にも使えます。
背面はメッシュのエアーチャネル構造なので蒸れ対策もOK。
外部収納は期待できません。クライミング用だけあってサイドポケットも無ければウェストベルトのポケットも無く、無駄をそぎ落としているため使い勝手が悪いかもしれません。
私の場合は山行中、サイドポケットにナルゲンボトル(水分)、ウェストベルトに行動食を入れているのでこれらの収納先を考えないといけません。
今使っているオスプレーのケストレル38は日帰り登山だと大きすぎると感じる事があるのでザックの容量はこちらの方が良いです。
ただし、総合的な使いやすさは登山専用ザックに分があるのであくまでも日帰り登山程度であれば流用できる、ぐらいの認識が無難です。
カメラバッグとしても利用する場合
カメラボディと数本のレンズであれば十分カメラバッグとしても使用可能です。当然、それ以上の数になればカメラバッグとしての専用品をオススメします。私の場合は、インナーボックスと組み合わせることでカメラバッグも兼用させています。インナーボックスを使えば大概のバッグでカメラを持ち運ぶことが可能になるので、カメラバッグだとちょっとガチっぽいしお金もあまり掛けたくないということであればかなりオススメできる選択肢です。
ちなみに私が実際に使っているインナーボックスがこちら。
エツミのモジュールクッションボックスD(型番:E-6288)です。
バックパックにスッポリ入るよう寸法を測って選んだのでジャストフィット。機材の整理に重宝しています。
出し入れしそうな小物類は雨蓋に。
意外とモノが入ります。
三脚を取り付けることも可能?
ズッシリ重たい三脚は諦めるしかありませんが、トラベル三脚程度であればバックパックに外付けして持ち運ぶこともできそうです。サイドベルトで無理やり三脚(+雲台)を固定するやり方。方法は様々ですが、最近発見したイイ感じのやり方をご紹介します。
下側のコンプレッションベルトは三脚を包むように調整。
上側のベルトは三脚に一度巻きつけて。
こんな感じに。
これでブレることもなく固定できます。欠点は、荷物にアクセスするたびにこの工程を繰り返さなければいけないところ。
不恰好でもよければこれ以上のサイズの三脚でもできなくもないです。
難点は内部へのアクセスの悪さ
見た目と収納力はかなりオススメできるつくりになっていますが問題点も有ります。それはバックパックに詰め込んだ荷物へのアクセス性が非常に悪いところ。というのも、他のメーカーであれば背面部分にジッパーが付いていて内部へアクセスできたり、サイド部分からアクセスできたりしますがRock Pro SEにはそれがありません。
唯一、雨蓋を返してのアクセスなので最初はちょっと面倒です。私も使っていて不便に感じたこともあります。
また、構造上メイン室があるだけで、内部の仕切がありません。クライミング用なので乱雑にギアを詰め込めることを考えた結果の構造かと思いますが、取り出しにくさと上から荷物の重量がかかるので、最下層部分に入れるものは少し気を遣う必要がありそうです。
しかし、この構造にも利点はあって。開口幅があるのでパッキングし易く、多少適当に詰め込んだとしても、キレイにパッキングできたように見えるという良い点もあります。収納力は言わずもがな抜群です。
完全防水では無いので注意
ターポリン素材が随所に使われていますが、サイド部分などは水に弱い生地なので簡単に浸水してしまいます。横殴りの雨やゲリラ豪雨には負けるので素直にレインカバーを用意しておきましょう。幸いレインカバーの収納に良い場所もあります。
縦型ジップのスペース。ここには大してモノは入らないので私は使っていませんのでレインカバー収納場所にしています。
対抗馬として悩んだバックパック
他に検討したバックパックを。まずはノースフェイス シャトルデイパック。
容量は25L。ビジネスシーンでも違和感の無いデザインとPCや書類、小物類をキレイに整頓できる収納とポケットが多めなのでかなり魅力的。とにかく収納には困らない作りです。個人的にコレいいなと思うポイントはキャリーケースのキャリーバーをリュックの背面に通せる点。出張の多いサラリーマンや小型キャリーケースを頻繁に使う人にはかなり便利なリュックだと思います。
ノースフェイス シャトルデイパックスリム。
名前の通りシャトルデイパックのよりスリムになったモデル。タウンユースのみであればこちら。好みで買い分けるといいでしょう。
次は最終的にRock Pro SEとかなり悩んだホグロフス KATLA 25。
Rock Pro SEと似たデザインですが、随所に使いやすさを追求したこだわりが見られます。特にいい点は両サイドのポケット。これが結構大きめでマムートのRock Pro SEには無い収納なので羨ましいです。素材もターポリンなので防水性あり、当然山での使用もできます。
続いて、アークテリクス アロー22。
スタイリッシュで独特なデザインが目を引くアークテリクスのバックパック。背中のフィット感を高める機構や止水ジッパーなど本格仕様でタウンユースから登山まで対応できます。その分、モノはいいけど高い!長く使えるので長期的に見れば値段相応かもしれません。ネットで購入する場合は偽物に注意!
余談ですが東京の街中で見かけたバックパックのアークとミステリーランチ率の高さがすごかった。
もう少しコンパクトなのが良ければコレ!
登山でも使いたかったので選択肢から外しましたがマムートのこちらも良さそうです。Rock Courier 20 SE。
洗練されたデザインでモダンさも感じられます。とにかくタウンユースにピッタリ。
メイン室の開口部はロールトップ式。PC用の独立したコンパートメントもあり、メイン室にアクセスしなくても取り出し可能です。なんといっても20Lという容量がジャストサイズな方も多いのではないでしょうか。
まとめ
こういったバックパックは一つあると便利ですね。タウンユース以外にも日帰り登山やハイキング、旅行など用途が限られないモノは重宝します。
収納量が多く、ノートパソコンを持ち歩くような人にはオススメのバックパックです。